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2015.03.31更新

建築設計

「無」から創る

 

 

 

私は「建築」というものを仕事としてから

 

今日まで毎日思うが、

 

何も無い空間から多くの時間をかけて

 

「理想の形」を創造していかなければならないなんて

 

現実的にはかなり難しいと思う。

 

 

 

こんなこと可能なのか不可能なのか?

 

それすら迷う時もある。

 

どうしたら図面通りに出来るのか?

 

毎回毎回、材料・工程・施工方法に細心の注意をからうことで

 

頭に描いたものを実現させてきました。

 

 

写真 Mar 24, 10 05 58

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この折り上げ天井。

 

ただの間接照明と思えばそれで終わりです。

 

では、

 

どれだけの幅を出せばいいか?

 

どれだけの高さだけ天井を下げれば良いのか?

 

何mmの厚み

 

答えは簡単に分からないから「建築」っておもしろい

 

というのが私の持論です。

 

 

 

 

 

 

 

写真 Mar 24, 10 06 12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この現場で私が創造していたディティールが

 

まだ工事途中ですが、姿を見せてくれました。

 

毎回毎回仕上がりが見えた時は、

 

ホッした気持ちになります。

 

決して喜びはしないです。

 

それでいいんです。

 

何故なら、僕らはプロだから

 

「無」から形を創ることに

 

満足なんてしてはいけない、そんな想いで今日も

 

「建築」と向き合っています。

 

 

antol金沢     yousuke