05 古来から伝わる最高峰の現代和室

どこか懐かしく、また落ち着きある本物の和室を作りこみました。随所に匠の技を活かした技術によって完成した贅を尽くした和室。

• 囲炉裏

  オーナー様のこだわりの和室を再現するため、また意匠性を高めるために造作した囲炉裏。
  囲炉裏の上部には鉤を天井から吊るすことでより本格的な囲炉裏空間となりました。

  

• 帯戸

  ケヤキの突板で造作した最高級の帯戸を採用。見た目だけでなく、長く丈夫に使用することができます。
  また、中を空洞にしたことで軽く動かしやすい実用的な帯戸となっています。

  

• 壁

  壁は、１００％珪藻土という職人でもわずかな人しか塗ることのできない匠の技が必要な珪藻土を使用し壁全体を仕上げることで通常住宅での壁よりもさらにワンランク上の壁となりました。

  

• 柱

  5寸という通常住宅ではあまり採用しない大きな柱を採用。
  また漆は通常3~4回塗りをする場合がほとんどですが、今回は、漆の風合いと木目の美しさが合いまった意匠性の高いものにするため、8回塗りをした柱となりました。

  

• 照明

  吹き抜けに行灯を吊るし、また光天井にすることで意匠性を高め、和室をさらに豪華絢爛に魅せることができるようになりました。

  

• 天井

  杉板をつかった竿天井にし、また柱と同じように漆塗りをすることで、和室の統一感を表現しました。

  

• 床柱

  漆黒の色合いで緻密かつ重厚かつ堅固である黒檀無垢を使用しています。黒檀は古来より珍重され、半永久的な耐久性とともに、強く硬く重い木材で正倉院の宝物にもみられるほど貴重な木材です。

  

• 畳

  メンテナンス性を考え、畳には樹脂畳 美草を採用しました。
  お醤油などをこぼしても汚れを拭き取ることができ、長く使用することができます。

  

• 広縁

  床材には、質の高いヨローピアンオークを採用し、殴り面加工をすることで表情を豊かにしました。